のみこむ ことば

言語聴覚士で2歳児の母。アイコン迷子。ことばの発達についてつらつらと

いざ構音に立ち向かう年長さんたちへ

こんにちは。究極の三日坊主、ノミです。

またの名を怒りが行動の原動力、ノミです。

 

もう同期のみんなが年長さんになって2ヵ月も経ってしまいました!

はやいはやいはやいよー

えーーー

ランドセルまだ決めてません!

年長さん忙しいね!?

え!まだまだこれから!?

せんせー!就学説明会は日程いつ出ますかー!?

 

さて。

以前発音のことを記事にしました。

私は発音のことは「構音(こうおん)」と呼ぶので、これ以降構音と書きます。

 

 

achac.hatenadiary.jp

 

これ、前の記事です。

「相談機関が混むから、年中さんの冬頃には相談してネ!」と書いています。

リマインドしなくてごめんなさい。

もう年長さんの夏になりそうですね!!!

 

まだ受診を迷っている友、重い腰だとは思います。


でも気合で相談してみてください。

受診した結果、「これは訓練しなくてもいいと思います」と言われ頑張って受診したのに・・・とがっくりするかもしれません。

でも気合で受診してみてください。

訓練したほうがよいかどうか、詳しくお子さんの音を聞いてみないとわかりません。

「今訓練しなくてよいと思います」と言われたならそれは「このまま自然獲得する可能性があるから、恐らく訓練しなくても大丈夫」という判断だったり「今は構音の土台になる言葉の発達や音韻が育っている途中だから構音はまだ様子見で大丈夫」です。

「受診しなくてよかったよ」ということじゃないからね。

「受診してもらって、必要かどうかの判断がしっかりできました。ありがとうございます」という意味です。

 

なぜこんなに受診受診じゅしんと申しておるかというと・・・

 

小学生ってとっても忙しくて、いざ訓練しようと思ってもなかなか時間が取れないからです。

 

構音訓練という発音の訓練は、一番効果よく短期間で行うには

・週1回担当者と30分程度訓練する

・訓練内容を家庭学習として毎日取り組む(10分くらい)

必要があるんですね。

2~3回で終わることはまずなくて、短くても3~6ヶ月、1年かかることも多いです。

 

年長保護者の皆さん。

大変ですね。

ええ、大変です。

年長の今でも大変です。

毎日10分間!続けることの大変さ!

大人の力が試される毎日!

毎週予定を組んで通うのもツライ!

訓練30分なのに送迎諸々入れたら3時間はかかる虚無!

よくわかります。

 

でも小学生になるとここに多方面から難しさが加わります。

①疲れてる

宿題が入ったり、慣れない学校生活で疲れ切ってて家ではもう眠くなってたり…

家庭学習に集中することがとても難しい

②受診時間=授業に影響

多くの受診機関は平日日中しかやってない。

幼稚園保育園を早退するのと、小学校の授業を早退するのじゃ何となく「気が引ける度」が違いますよね。送迎も合わせると2、3時間抜けることになるし。

③小学生の訓練機関が医療福祉側で激減

れは、受け入れる私たち側の問題で恐縮ですが、多くの受診機関(年長の今なら療育機関や小児部門がある病院)は「未就学児」しか受け入れていないことが多いのです。

小学生になると学校の中の「きこえとことばの教室」で同じような指導を受けられますが、授業を抜ける点は同じです。

 

幼稚園保育園だって遅刻早退キツイわ!

わかる!ものすごいわかる!

私も毎週送迎で白髪増えてる。

送迎だけでこんなに悩むなんて思わなかった。

 

でもでもでもでも

 

構音は、治せます。いや治します。

器質的な要因(麻痺や構造の違いなど)がない機能的な誤りなら、治します。

かわいいは作れる。

構音は作れる。

CAN MAKE KOUON!

 

要するに「気負わず受診してネ!」と言いたかっただけ。

それだけに1144字使った。

読んでくれてありがとう。

 

今なら小児の療育機関、小児部門のSTをやってる病院がおすすめ。

STがいても成人(大人)しかやってないところは受診できないことが多いから、

小児(できればいろんな小児)をやってるところがおすすめ!

 

また書くね。チャオ!